輸入の小麦粉が危険!小麦の遺伝子組み換えと残留農薬、安全な小麦の選び方

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輸入の小麦粉は危険!
外国産の小麦粉が危険と言われる理由には遺伝子組み換え、残留農薬の問題があります。
日本で売られている小麦製品、麺類、お好み焼き、パン、ケーキには輸入の小麦が使われています。
輸入の小麦が何故危険なのか、また安全な小麦粉の選び方について紹介します。

目次

小麦粉の危険性 遺伝子組み換え

遺伝子組み換え作物は発がん性、アレルギーを引き起こすという研究結果があります。
他に不妊化や免疫異常といった危険性も報告されています。

アメリカでは多くの遺伝子組み換え作物が流通しています。
その影響か、アレルギーを持つ子供が20%増加したという報告があります。

日本では花粉症の人が増えています。
その原因の一つに遺伝子組み換え作物をあげる研究者もいます。

ではそんな危険な遺伝子組み換え作物が何故流通しているのか?と思いますよね。
そのメリットにコストが安い点があります。

遺伝子組み換え作物は強力な農薬に耐えられて、病気や害虫の心配が少ないです。
大豆を例にあげてみますね。
遺伝子を組み換えた大豆を鳥が食べたとします。
すると遺伝子組み換えの大豆を食べた鳥は死んでしまいます。

このように害虫の心配が少ないと大量栽培が簡単にできるんですよね。
そのため通常の小麦に比べコストが安くなるのです。

日本では遺伝子組み換え作物の栽培は認められていません。
ただ、日本では小麦のほとんどを輸入に頼っています。
小麦の主な輸入先、アメリカやカナダでは高い割合で遺伝子組み換え小麦が栽培されています。

小麦粉の危険性 残留農薬

小麦の栽培時には強力な農薬が使われています。
まず、人体に悪影響を与えると言われる残留農薬について。

小麦粉の残留農薬 プレハーベスト

作物を収穫する前に農薬を散布しますが、これをプレハーベストと言います。
アメリカ、カナダで使われている除草剤の一つに「グリホサート」が使用されています。
グリホサートとは遺伝子組み換え作物の栽培時に使われる除草剤のことです。

少し前にビッグモーターの店舗周辺の街路樹が枯れたというニュースがありましたね。
この時、除草剤に使われたグリホサートが検出されています。

グリホサートは2015年にWHOの専門組織、国際ガン研究所が発がん性があると発表しました。
日本では小麦のプレハーベスト処理は禁止しています。

なぜそんな危険なプレハーベストを行うのか?
除草剤を散布し枯らすことで機械での刈り取りがスムーズにできます。
収穫効率があがるからなんですね。

収穫のメリットはあっても、収穫直前に撒かれたら農作物に残留しやすいです。

2017年に農林水産省が輸入小麦のグリホサート残留分析を行いました。
アメリカ産小麦では97%、カナダ産では100%の検出が確認されました。

このように輸入小麦には危険なグリホサートが使用されてます。
そのグリホサートが残留している製品を農民連食品分析センターが調査をしました。
パスタ、小麦粉の検査では、オーマイ、日清など大手の会社が製造した製品からグリホサートが検出されています。

食パンについては、日本で売られているほとんどの食パンからグリホサートが検出されました。
このようにアメリカ、カナダから輸入された小麦粉には注意が必要です。

小麦粉の残留農薬 ポストハーベスト

ポストハーベストは、「収穫後に散布される農薬」のことです。

海外から輸入される作物は船で輸送されることが多く、収穫から届くまで約1カ月ほどかかります。
そして、小麦は長期間倉庫で保管されることがあります。

輸送の間の害虫やカビなどから作物を守るためにポストハーベストの処理を行います。
収穫後にも防虫剤、防腐剤、防カビ剤などのポストハーベスト農薬が使用されるのです。

国産小麦においては、ポストハーベストの使用は認められていません。

小麦の除草剤グリホサートの危険性

小麦の除草剤、グリホサートは発がん性があると研究機関が発表しています。
アメリカのガン患者がモンサント社を訴え、モンサント社は敗訴しています。

グリホサートは人体への悪影響だけでなく、環境にも問題があります。

フランスの研究者によると、グリホサートは土壌細菌にも悪影響を及ぼすと発表しています。
植物の成長に必要な酵素の働きを阻害し、植物を枯らすからなんですね。

今、世界ではグリホサートの使用禁止や規制が広がっています。
にも関わらず、日本では2017年に輸入小麦に残留するグリホサートの基準値が大きく規制緩和されました。
日本は世界の流れと逆行していますよね?

安全な小麦粉の選び方

農薬は微量でも神経に伝達されるため、頭痛、肩こり、めまい、不眠などの原因となります。
用途の性質上、作物の中心まで染み込ませようと、通常の農薬の100 倍の量で散布されています。

こんな危険な農薬を散布された小麦製品は子供には食べさせたくないですよね。
ではどうしたら、危険な小麦製品を避けることができるでしょうか?

まず、食品の裏側に表示されている原材料表示をよく見て製品を選ぶようにしましょう。
原材料表示に記載される一番使用量が多いものは、原材料の原産地または加工地の記載が必要となっています。

有機栽培の小麦

有機栽培の小麦は、合成肥料や農薬、遺伝子組み換え技術を使用せずに栽培されます。
このため、有機栽培の小麦製品には化学的な農薬の残留が少ないとされています。
また環境にもやさしいです。

有機製品にはJAS(日本の有機農産物の認証制度)が認定したものもあります。

「国産100%」の小麦

国産の小麦製品は、プレハーベストとポストハーベストの使用が認められていません。
そのため、残留農薬の心配が比較的ないと言ってもいいでしょう。

国産100%と書いたのは、50%以上が国産であれば「国産」と表示できるからです。
50%は輸入小麦の可能性があるんですね。

できれば「国産100%」と書いてあるもの、または「〇〇県産100%」と表示があるものが安心です。

スーパーで売っている大手の会社が作っているパンはほとんど輸入の小麦を使用しています。
ご近所で個人営業のパン屋さんで国産小麦を使用しているところがあるといいですね。
毎日口にするものなので、是非国産小麦のパンを選ぶようにしてくださいね。

原材料表示「国内製造」とは?

食品の裏側の原材料表示に「国内製造」と書いてあるものは?
これは輸入した小麦を日本国内で製造しているものです。
ほぼ、アメリカ、カナダから輸入した小麦粉ですね。

日本の小麦の国内自給率は15%(95万トン)しかありません。
残り85%は主にアメリカ、カナダなどから輸入されています。

では国産小麦使用、と表示があったら安心かと言ったら、それも「?」なんですね。

食品に50%以上含まれるものだけの原産国を表示すればいいというルールがあります。
国産の小麦を50%混ぜて使ってる場合にも、このような表示ができるわけです。
なので、国産小麦100%使用と言う表示があれば安心ですね。

輸入の小麦粉の危険性と国産小麦まとめ

輸入の小麦粉が危険な理由を紹介しました。
外国産の小麦粉が危険と言われる理由には遺伝子組み換えと残留農薬の問題があります。
日本では小麦の国内の自給率はたったの15%です。
ほとんどの麺類やパン、ケーキなどの小麦製品には輸入の小麦が使われています。
日本ではプレハーベスト、ポストハーベストが許可されていません。
できるだけ国産の小麦粉を選ぶようにしたいですね。



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この記事を書いた人

多摩地区在住、食べることが大好きなアラカンのかまどです。
おうちグルメと暮らしを綴ったブログです。
お取り寄せで美味しかったものや、外食して良かったお店など、記録に残しておきたいと思います。
好きなお店は、福島屋本店、こだわりや、ビオセボン。

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